ピサ(Pisa)

ベネツィアと並んで東方貿易で発展した海洋国家ピサ。
海岸から10キロも離れているのに海洋国家とは?と思っていたら、13世紀後半までは実際に海に面していたそうです。
斜塔は12世紀の完成当時から傾いていたようで、地盤と設計(土台が深さ3mしかない)に問題があったようですが、本当に驚くほど傾いています。
ボローニャにも斜塔はありましたが、やはり世界的に有名なピサの斜塔はその美しさ故有名になったのだと改めて感じた次第です。

洗礼堂では15分毎にとても変わったイベントが行われていました。
男性と女性が最初は交互に声を出し始め、そのうち声が絡み合うように洗礼堂内を響き渡り、音楽のようなとても不思議な調べを奏でます。
近くにいた観光ガイドの女性は、こうした響きを計算して洗礼堂は設計されたと説明していましたが、本当でしょうか?
(アメリカ人観光客を引率していたガイドの説明を横で盗み聞きしていたので、ちょっと聞き取りづらかったのもありますが。)
真偽の程はともかく、確かに祈りの声が神秘の調べへと変わっていく不思議な空間でした。
もしもピサに行く機会があったら、絶対に洗礼堂の不思議な調べを経験することをお薦めします。

ちなみにチケットは、2ヶ所用、3ヶ所用、4ヶ所用、5ヶ所用とあるので、洗礼堂、斜塔、大聖堂、墓所、博物館のうち、
見たい場所をあらかじめ決めてからチケットを購入した方がいいでしょう。

洗礼堂(Battistero)
洗礼堂から見たドゥオーモ 
ドゥオーモ広場全景
本当に美しい広場です。
ドゥオーモ(大聖堂)
十字に交差する建物の中央
に円蓋を載せた外観はや太
い列柱は半円アーチを描く
正面の装飾は、トスカーナ
地方聖堂建築のモデル
となったそうです。 

ドゥオーモの内部です。
多色大理石を用いたピサ・
ロマネスクと呼ばれる
様式
です。正面のモザイク画は、
『玉座のキリスト』 。
ドゥオーモと鐘楼(斜塔)
元々は大聖堂に付属して建
てられたそうですが、今や
斜塔の方が有名(?)
有名なピサの斜塔
本当に傾いています。
それもかなり!
当初は100m以上になる予定
だったそうですが、建設中に
始めたため、計画の半分の
高さ(55m)になったそうです。 
斜塔の修復工事の様子。
これだけでも傾きの凄さが
わかります。倒壊を避ける
ため、立ち入り禁止、
鐘を鳴らすこと
禁止していましたが、改修
が終わってからは大丈
になったようですね。 

みんな、指や手、または身体全体で
斜塔を支える真似をして写真を
撮っています。
私も!

スライドショーはこちらです

powered by kurayan          


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送