南米旅行記その1

● 南米旅行のきっかけ
 我々夫婦が南米に旅行しようと思ったのは、以前職場の上司で友人でもあったアメリカ人の夫妻が、転勤でアルゼンチンのブエノス・アイレスに移ったのがきっかけでした。
 ブエノス・アイレスの前に彼らが住んでいたフロリダ(マイアミ)にも遊びに行ったことがあり、その足でオーランドのDisney WorldとUniversal Studioに行って、味をしめていたこともあったかもしれません。
 いずれにせよ、何の縁もない南米に行く機会はこれを逃したらないと思い、2000年の12月31日に成田を出発し、一路アルゼンチンはブエノス・アイレスへと向かいました。
 幸い(?)にも妻の会社が12月中旬に解散(!)していたこともあり彼女は自由の身、私の方も1月中旬まではメールさえ繋がれば何とかなりそうだったこともあり、約2週間の予定で南米に向け出発しました。

【当初の旅行計画】
2000年12月31日 : 成田出発
2001年 1月 1日 〜 1月 7日 : アルゼンチン(ブエノス・アイレス)滞在
2001年 1月 7日 〜 1月13日 : ブラジル(リオ・デ・ジャネイロ)滞在
2001年 1月14日 〜 1月15日 : ニューヨーク滞在
2001年 1月16日 : 成田到着

チケット : 友人の紹介で南米に強い旅行社 ツニブラ トラベル(株)にてエコノミークラスの往復航空券を手配。
ホテル : リオ・デ・ジャネイロのHOTEL OTHON PALACEとニューヨークのInter-Continental The Barclay New Yorkのみ事前に予約。
               ブエノス・アイレスでは友人の家に世話になる予定。


AIRPLAIN.GIF - 529BYTES 2000年12月31日:アルゼンチンへ向け出発
 川崎の自宅からマイカーに荷物を積み込んで出発。 2週間を越え長期になるものの、やはり車の方が楽と判断。
 駐車場はいつもの▽▽パーキングを利用するつもりだったが、○○○○パーキングの方が20%ほど安くなることに気付き、そちらに変更。
 無事に成田空港に到着し適当に時間を潰した後、搭乗開始。今回はエコノミーだったため航空会社のラウンジが使えず残念。
 出発ロビーで時間を潰していたところ、数年前にメキシコに行った際の記憶が頭をかすめた。
 当時流行っていたインフルエンザ(お腹にくるヤツ)にかかり、ラウンジが使えたにも関わらず出発までラウンジに入ることもできず、空港のトイレと出発ロビーを往復する事10数回。 もう旅行どころじゃないかも、と冷や汗をかいたあの悪夢の記憶が一瞬頭をかすめたものの、今回は体調万全。大丈夫!
 
大晦日ということもあってか機内のお客さんは少なめ。とはいっても隣に体格のいい外国人が座ったため、Pedro(体格良し)はマイアミまで窮屈な思い。(航空会社はユナイテッド)
 
もしかしたら、太平洋上で21世紀初の新年を迎えるのでは、シャンパンくらい出るのではという期待もあったが、皆静かに就寝しており、何のアナウンスもなし。 あ〜、今年は紅白は見れなかったなぁ(いつも見ていないのに!)、行く年くる年は?などと去り行く年の感慨に耽っているうちにどうやら日付変更線を越えたようで、機内で新年を迎えることはできなかった。
 サンフランシスコ経由でマイアミまで行き、マイアミ空港でブエノス・アイレス行きの飛行機(アルゼンチン航空)に乗り換える。時間は現地時間の23時をまわったところ。 
 今度は、機内はガラガラ。全部で10数名しかお客さんがいない。 やはり大晦日に旅行する人は少ないと見える。 スチュワーデスの案内でエコノミー席の全員がビジネスクラスに移動。 やったー! 隣に来たアルゼンチンの学生と思われる青年は大喜び! 出されたシャンパンのグラスをこちらに向けて乾杯! 彼はこれから田舎に帰省するんだそうな。 土産話が出来たとホントに喜んでいた。
 
ところが、1時間近く経ってもなかなか離陸しない。 おかしいと思っていたら、突然機長のアナウンスで新年のカウントダウンをやるという。
 『3、2、1、Happy New Year! 』(スペイン語と英語でした!)機内はお祭り騒ぎ。 皆で乾杯の嵐。 搭乗員もお客さんも大喜び! う〜ん、貴重な経験だった。

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●2001年元旦:アルゼンチン到着
 無事にブエノスアイレスのホルヘ・ニューベリー空港(Aeroparque Jorge Newberry)に到着。
 何事もなく入国審査を終え、ロビーに出たところで、さて、友人のJeffが空港に迎えに来ると言っていたけど、どこにいる?とあたりを見回したものの、アレッ?いない!
 『日程を間違えて伝えたかな? 彼の家の電話番号は? ガイドブックでは空港も安全じゃないと書いてあったような・・・。』と頭の中を色んな考えが巡ったものの、3、40分待ってみようと覚悟を決め、怪しい人達には近づかないようにしてじっと佇むこと20分。  あっ!Jeffの姿が見えた。  でも何だか不機嫌そうな・・・。
 何と昨夜遅くまで新年のカウントダウンPartyに参加していてワインを飲み過ぎたとのこと。  遅れてすまなそうにするものの、ホントに2日酔いで具合が悪そうな様子。
 おいおい、運転は大丈夫か?!
 無事にレコレータ地区にある彼の自宅に到着。 久し振りに愛妻のJennyさんと愛娘のAlyssaに会う。 生後3ヶ月のJasonには初のご対面。 でもJeffはそのままBedroomに直行。 お休みなさい。
 Jeffが休んでいる間、Jennyさんに近くを案内してもらう。
 
ここレコレータ地区には映画『エビータ』の主人公エバ・ペロンの墓のあるレコレータ墓地、聖母ピラール聖堂(Basilica Menor de Nuestra Senora del Pilar)、国立美術館などがあり、またお洒落なレストラン街も2つほどある。 ブエノス・アイレスでは最も高級な地区なんだそうな。
 その夜は、Jennyさんの手料理で夕食を済ませ、早めに就寝。 でも夕食で空けたアルゼンチン・ワインは美味かった!

●いよいよブエノス・アイレス観光
 到着2日目(1月2日)より活動開始。
 JEFFは仕事、Jennyさんは育児があるので、我々夫婦だけで市内観光に行くことにする。
 タクシーを呼んでもらい、モンセラート地区の通称
ピンクハウス、大統領府(La Casa de Gobierno)の近くで降りる。(アメリカのホワイトハウスに対抗?) 大統領府の前にはクリスマスの名残りで聖書の物語に出てくる動物達の像がいくつも置いてある。
 すぐ近くの
大聖堂(Catedral Metropolitana)5月革命博物館(Museo Historico Nacional de Cabildo y de la Revolucion de Mayo)5月の塔(Piramide de Mayo)をゆっくり見て周り、5月広場(Plaza de Mayo)で少し休憩。
  
サンフランシスコ教会、イエズス会のサン・イグナシオ教会(Iglesia de Sa  Ignacio de Leyola)、光明の家(Manzana de Las Luces)などを見た後、サント・ドミンゴ教会(Iglesia de Santo Domingo)へ。 ここでは子供が物乞いにきたが言葉が通じないと判ると向こうに行ってしまった。
 今まで訪れた国では、あまり物乞いに遭遇する機会がなかったので多少戸惑いがあったが、その後、色々な場所で物乞いに遭遇することとなる。
 南米で最も裕福で安定した国と聞いていたが、やはり日本の基準とは違うと改めて感じた次第。
 5月広場を離れ、にぎやかなフロリダ通り(Calle Florida)をぶらぶら歩き、面白そうなものを探す。 途中、
バーガー・キングで昼食。(ポケモン・フェアを開催中!ポッキモンと皆言っていた。向こうでもピカチューは凄い人気)
 コリエンテス通り(Avenida Corrientes)ラバージェ通り(Calle Lavalle)と見て歩き、カフェでお茶休憩。
 
サン・マルティン広場(Plaza Liber San Martin)アルゼンチン空軍広場(Plaza Fuerza Aerca Argentina)を抜けレティーロ駅(Esacion Retiro)へ。 アルゼンチン空軍広場に建っているのに英国塔(Torre de los Ingreses)とはこれまた不思議。(以前は英国広場 Plaza Britaniaと呼ばれていたが、フォークランド紛争後に名前を変えたということ。)
 この英国塔の時計はロンドンのビッグ・ベンと同じ音で鳴るとのことでした。
 
イサック・フェルナンデス・ブランコ・イスパノ・アメリカ美術館(Museo de Arte Hispanoamericano Issac Fernandez Blanco)を見学後、帰宅。

 我々が観光している間に、Jannyさんが我々が行きたいと言っていたイグアスまでの航空券やホテルを調べてくれており、帰宅してすぐに予約。
 本当は『南極』に行きたかったものの、今回の日程では明らかに無理。2週間は最低でも必要とのことでした。 う〜ん、残念。
 翌1月3日出発の翌4日戻りで手配。 ホテルは
Sheraton Internacional Iguazu Resort を予約。

 夕食は再びJennyさんの手料理でした。
 一緒にいただいたアルゼンチン・ワインはやっぱり美味しかった。(もちろん料理も!)


 さあ、いよいよ明日は『イグアスの滝』見学に出発!
 楽しみ〜!

→その2に続く

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